マイクロマネジメントとは。やたらと部下に干渉してくる上司には要注意です。

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マイクロマネジメントという言葉を知っていますか?

マイクロマネジメントを簡単に説明すると、上司が部下の業務に過剰な干渉をすることです。

上司が部下に指示を出したり、報告を義務付けたりすることは、通常の業務で発生することです。これをマイクロマネジメントとは言いません。

線引きは大変難しいのですが、必要以上に細かい指示を出したり、ありとあらゆることを報告させたりする行為をマイクロマネジメントと言います。

部下にとって、一切の意思決定が任せられず、全ての業務を管理されてしまったら、それは仕事ではなく、単なる作業です。そうなってしまうと、誰がやっても同じことだと感じ、モチベーションを保てなくなるでしょう。

このマイクロマネジメントというものは、意外と身近に潜んでいるものです。そういう上司に心当たりがある人も多いのではないでしょうか。もしかしたら、今、その被害に合っているかも知れません。

マイクロマネジメントの事例や弊害についてまとめてみたいと思います。

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マイクロマネジメントを行う上司

マイクロマネジメントを行う上司に多いタイプの事例を挙げてみます。

・神経質で、細かいことにこだわる性格
・自己顕示欲が強かったり、自慢したがりの性格
・猜疑心が強かったり、不安を抱えやすい性格
・能力が低い(実力が役職に見合ってない)
・会社から厳しいノルマが与えられている

このような上司が会社にいませんか?その上司はマイクロマネジメントの兆候がありませんか?

実際には、会社の雰囲気や組織体制などにも大きく影響されます。マイクロマネジメントを行ってくる上司の上司が、更にひどいマイクロマネジメントを行ってることもあります。

そして、多くの場合、マイクロマネジメントを行ってる人は、そのことを自覚していません。むしろ、丁寧に指示をしてやってる、教えてやってると思ってるのですから、始末が悪いのです。

そういった上司の中には、病的に感じるほど、細かい指示を出したり、報告をさせる人がいます。感情的な人であれば、怒鳴り散らしながら、部下を責め立てます。部下に強い態度で指示を出してる自分に酔ってしまい、自分自身だけ満たされているのです。

こうなってしまうと、部下にとっても、ひいては会社にとっても弊害でしかありません。

マイクロマネジメントの弊害

会社の発展が妨げられる

会社とは人の集合体であり、人の活動により発展していきます。それがマイクロマネジメントの状況下では、上司の指示による狭い範囲だけに活動がとどまってしまいます。

通常、会社において部下は上司の指示に従うというのが正しい指揮命令系統になります。

そのためマイクロマネジメントであっても指示に従わないというのは難しいことなのです。それは上司の能力までしか、発展的な行動を取れないことを意味します。

それでは会社に多様な人材が集まった意味がありません。人それぞれの創造性や自由な発想が生かされることで、会社が発展していくという、当たり前の土壌が形成されないことになります。

部下が育たない

会社において教育とは大事な仕事です。上司は部下を育てる責任があります。マイクロマネジメントを行う上司は、部下に細かい指示を出すことを教育だと勘違いしている事例が多々あります。部下に失敗を経験させ、育てようなんて感覚は皆無です。

部下にしてみると、マイクロマネジメントを行われることにより、自分で考えることを放棄してしまいます。細部まで指示を出されるのですから、考えるだけムダだと思うようになるのです。

マイクロマネジメントの状況下では、自分で考えること、行動すること、失敗すること、成功すること、その体験を味わったり、反省したりする機会が無くなってしまいます。そこから得られる成長のチャンスが失われてしまうのです。

モチベーションが低下する

マイクロマネジメントを行う上司の部下はモチベーションが低下していきます。そして、徐々に能力を発揮する機会を失い、仕事の結果が出せなくなります。そうすると、更に上司が干渉を強め、それにより更にやる気を失うという悪循環に陥ることもあります。

会社で働く以上、対価としての給料も大事ですが、仕事へのやりがいも大事です。マイクロマネジメントを行う上司のもとでは、仕事のやりがいを感じることは困難です。

マイクロマネジメントの事例

マイクロマネジメントの状況下では、細かい指示を出され、ありとあらゆる報告を求められます。

書類の書き方や取引先との話し方など細部まで指摘をされます。仕事の結果ではなく、その過程についても上司の思う通りに進まないと気がすみません。

そのようなマイクロマネジメントの中で行われる事例をいくつか紹介したいと思います。

過去の成功体験を語り、そのやり方を強要する。

これはよくあるパターンです。例えば、バブルのときに上手くいった方法論を語って、そのやり方を参考にするように真顔で語ってきます。

その話をしている自分が気持ちいいんです。自尊心が満たされてるんです。そのときのやり方が今は通じないことなんて関係ないんです。

更には、そんな成功体験は存在しないのに、そういう体験をしたかのように話してくることさえあります。過去の話なので、そのときに在籍していなかった社員には、そういう体験があったかどうか判断できないんです。話の中身は受け売りだけなんていうことも多々あります。

過去が恐ろしいほど美化されて、参考にするよう押し付けられる。全く意味のない指示なのですが、本人は大変満足気に語っているものです。

指示事項がコロコロ変わる。

部下に対し、とても細かい指示を出します。部下は指示をやり遂げるため、必死に資料を集めたり、関係各所に根回しをしたりします。

ところが数日後には、全く違う方針を思いついて、数日前の指示は無かったかのように、新しく細かい指示を突き付けてきます。

マイクロマネジメントを行うような上司は、能力が不足しています。正しい指示の出し方が分かっていません。そのせいで部下に指示する方向性が定まっていないことが多々あります。

しかし、指示を出したい欲求だけは継続していますので、短期間で全く方向性の違う指示を出してしまうのです。こうなると部下はどちらの指示どおりに進むべきか悩みます。そしてやる気を失います。

報告しなくていいことまで報告させる。

部下が報告しなくてよいと勝手に判断したわけではなく、その上司が報告の必要はないと言ったことまで、報告しないと不快になるというものです。

とにかくマイクロマネジメントを行う上司は、部下の行動を把握したがっています。そのため自分が一度報告しなくていいと言ったことはどこかに行ってしまい、しなくてよかったはずの報告をしなかったことで部下を責め立てます。

部下にしてみると、筋が通らない話なのですが、マイクロマネジメントを行う上司は報告をされること自体に、自分が仕事をやってる感を見出すため、自分が以前どう言ったかなんて関係がなくなっています。

こういう状況下では仕事のスピード感は全く失われてしまうのですが、失わせてる張本人の上司は仕事にスピード感を求めていたりしますので、意味が分からなくなります。

まとめ

マイクロマネジメントについて紹介しました。

ひどいマイクロマネジメントは、精神的に参ってしまうものです。一番の問題点と言えるのは、改善する方法が無いに等しいということです。

上司が自ら気付いて改善してくれればいいのですが、ほとんどの場合、上司は問題として認識していません。

部下から上司に気付かせるのは困難ですし、家族から言ってもらうのも非現実的です。最終的には転勤や転職を検討するのも大事だと思います。

精神的に追い詰められる前に、自己防衛の手段を考えておくのは大事ですからね。