お歳暮の時期はいつからいつまで?プライベートとビジネスの注意点を紹介します。

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2017年も11月に入りました。

私は毎年11月になると、お歳暮のことが気になる時期になります。仕事上、お歳暮をたくさん贈りますし、もらいますので、嫌でも考えないといけないんです。

そこで、お歳暮の決まりごとやマナーなどを紹介するとともに、私の具体的な事例をお話ししたいと思います。

お役に立てるところがありましたら、是非、参考にして下さい。

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お歳暮とは。

お歳暮とは、お世話になっている人に感謝の意味を込めて、贈答品を届けることです。

もともとは、新年の供え物を本家に届けるという習慣だったようですが、今ではお世話になった人に贈答品を送る行事になっています。

またその贈り物は、直接、相手に渡すものだったようですが、今ではデパートやネットで注文して、配達してもらうことが当たり前になっています。

私もお歳暮を持参することはほとんどないですね。贈り物を選んだところで、配達まで頼みます。持参するとしたら、自分と妻の実家に持って行くことがあるくらいですね。

お歳暮はいつからいつまで?

お歳暮は、12月13日から12月20日ぐらいまでに贈ります。

これが原則ですね。ですが、実際のところは、12月初旬から12月末までは、お歳暮のやりとりをしても問題ないと思います。

仕事で、日本全国の人とお歳暮のやりとりをしますが、関東や関西などに関係無く、12月中は贈ったり貰ったりしています。

時期については地域差があるようですが、12月5日に届くなんて早すぎる!信じられない!みたいに思うことはないですよ。

ただし、12月末まで問題ないと書きましたが、相手の都合によっては、年末の慌ただしい時期に届くのを避ける配慮は大事だと思いますね。そうなると、遅くともクリスマス前には届けたいです。年末に近づくほど、帰省や旅行などで送り先にいるのかも不安になりますし。

年内に贈ることが出来ない場合は、「お年賀」として松の内の期間に贈りましょう。松の内とは一般的に1月1日から1月7日までのことです。

お歳暮の相場。

統計的なデータを調べたわけではありませんが、相場は3,000円から5,000円ぐらいがいいと思います。

私は毎年、デパートのお歳暮のカタログをじっくり見ますが、それぐらいの金額を出せば、喜んでもらえる品物を選ぶことができます。

会社の上司にゴマをするためのアイテムとして5,000円ぐらいのものを選ぶのもアリだと思います。ちなみに、私はそんなことしてませんけど。費用対効果があると確信できれば、お中元やお歳暮はいいチャンスかも知れません。

また、特別な場合には1万円ぐらいの品物を選ぶこともありますよ。でもこれはよっぽどの場合ですね。プライベートじゃないです。仕事上のことで、今年は特にこれを贈りたい!と思うものを見つけたときには多少高額なものを贈ることもあります。

まあ、色々書きましたが、私の場合の基本金額は、3,000円前後を目安にしています。

お歳暮の品物。

お歳暮の品ですぐに思いつくのは、ビール、お酒、ハム、食用油、タオルなどですね。商品券やカタログギフトも喜ばれます。

私は食べ物を選ぶことが多いです。ビールなどは鮮度も気にせず贈ることができますから、定番の品です。厳密に言えば、ビールは鮮度が命のお酒ですけどね。

ビールで一つだけ注意が必要だとすれば、相手の会社によってはメーカーに気を付けないといけません。これに関しては「ビール 系列」などでググると分かります。プライベートでのお歳暮でしたら、そこまで細かく考えなくていいと思います。

あとは地元の食べ物を選ぶことが多いです。日本全国の人に贈るので、やっぱり地元の美味しいものを食べてもらって、喜んでもらいたいと思うのです。

洗剤の詰め合わせなどは、もらって困らない代表的なギフトだと思いますが、贈る気持ちを込めたい、美味しいものを食べて喜んでるところを想像したい、というこちらの満足感もありますので、ここ最近は地元の食べ物で決まりです。

それとお歳暮は基本的にデパートで買うようにしています。やっぱりデパートって何となく高級なイメージがあるじゃないですか。スーパーのものを貰うよりも、デパートのものを貰った方が相手が喜ぶような気がします。

お歳暮の注意点。

お歳暮は継続するもの。

お歳暮は、お世話になっている人に贈るものですが、一度、贈りはじめると止めにくいものでもあります。プライベートでもそうですが、ビジネスでも同じです。一度贈ると、どこで止めるのか悩みます。

なので、今年だけお世話になったようなことがあった場合には、「お歳暮」ではなく、「お礼」として贈答品を送るのをおすすめします。

そうすると、継続して贈るという趣旨が無くなりますので、単純に感謝の気持ちを今回限りの贈答品に込めることができます。

食べ物は好みを知ること。

私のお歳暮は、地元の食べ物を基本にしています。お肉だったり、鍋セットだったり、地元のお酒だったりします。

ですが、お酒を飲めない人にお酒を贈ることはありません。牛肉が苦手な人に、和牛ギフトを贈ることもありません。

相手が喜ぶものを贈ることが大事なんです。苦手と分かっているものは贈ってはダメです。ですがビジネスでは、相手の好みを知ることが難しかったりします。そういう場合は、どうしようもないので、地元のお酒や食べ物で相手が喜ぶものを想像して贈ります。

どうしても食べられないものだったら、本人じゃなくても、家族が食べたり、それを贈答品にしてもらってもいいですからね。

お歳暮は営業戦略。

これは特にビジネス上の話ですが、お歳暮を贈ることは、相手に見返りを求めていることが多々あります。得意先に贈るお歳暮なんて、その理由しかないのですよ。仕事が欲しいから、お歳暮を贈っているのです。

もちろん、お世話になっているという理由も0ではありません。ですが、ビジネスにおけるお歳暮のほとんどの動機は、仕事上の利益が絡んでいるからです。

なので、相手の会社に贈るよりも、自宅をお聞きしておいて、直接自宅に贈ることを考えますね。企業もコンプライアンスに厳しくなってきてますので、お中元やお歳暮のやりとりを禁じるところも増えました。

会社にしてみれば、個人のやりとりで発生する貸し借りで、受注や発注が決まるのは問題ですからね。

そうなると、個人の住所を上手に調べて、受け取って貰うことが重要な戦略になります。このお歳暮により、どれぐらいの仕事がもらえているかを計ることは難しいですが、多少の効果はあると思います。贈らないよりも贈った方がマシでしょう。逆効果になる相手には贈っちゃダメですよ。

まとめ

お歳暮についてご紹介しました。

私の周囲を見ても、若い世代ほどお歳暮のやりとりをしていない感じがします。私自身もお歳暮には否定的な時期があったんですよね。

ところが、仕事でお歳暮を贈ったり、貰ったりするようになると、相手から思わぬ感謝の言葉を言われたり、自分がもらってすごく嬉しい気持ちになったりする経験をしました。

それからですね。プライベートでも両親や友人にお歳暮をあげるようになりました。相手が嬉しい様子を見ると、こっちも嬉しくなるんですよ!

お歳暮の本質はここにあるような気がします。

形式的な贈答のイベントではなく、感謝の気持ちを贈り合うのが正しいお歳暮じゃないでしょうか。ですから単に儀礼的に感じる人にとっては、お歳暮を贈る意味はないのだと思います。

日頃の感謝を伝える機会として、お歳暮は便利な習慣ですよ。繰り返しになりますが、一回贈ると止めにくいことには十分注意をしましょうね。