MR.BIGの「Lean Into It」でハードロックの世界へ!はまること間違いなしの名盤です!

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今回紹介するアルバムは、もう何回聴いたか分かりません。レコードだったら擦り切れるレベルで聴きました。

とにかくおすすめ中のおすすめです。バンドをやってる人にはたまらないメンバー。演奏が上手すぎるのは当たり前。それだけじゃなく、当たり前に曲がいいんです!

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簡単デイズ336

ロックを聞いてみたい人はまずこれから!

アメリカのロックバンド、MR.BIG(ミスタービッグ)の2ndアルバム『Lean Into It(リーン イントゥ イット)』です!

なんとなく自分の中で、お約束の1枚という感じがしすぎる程ではありますが、やっぱり外せないアルバムです。

アルバムレビュー♪

MR.BIGのメンバーと言えば、元Racer Xのギタリスト、ポール・ギルバートと元Talas、元David Lee Rothのベーシスト、ビリー・シーン。

超が付くテクニシャンの2人が一緒のバンドでやって、「音楽として交わるの?」という不安は、1曲目の「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」で即吹っ飛びます。

初めて「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」を聴いたときに、「めっちゃかっこいい!!」と感動した記憶は今でも鮮明です!ギターのリフもかっこいいし、ピッキングハーモニクスが絶妙!この曲調には、もっと重いギタートーンでいいんじゃないの?と思ったときもありましたが、歪みが適度な良いトーンです。

ヴォーカルのエリック・マーティンの歌はソウルフルで、ロックで、スウィートで、感想を挙げればきりが無い。若いころはライヴで多用していたハイトーンもすごいしね。ロック、ポップ、バラードと見事に歌いこなす、枠におさまらない歌唱力の持ち主です。

ドラマーのパット・トーピーは、リズムに堅実で、グルーヴ感溢れるドラムから安心感が漂います。そういえば、少し経って、インペリテリのアルバム『Stand in Line』でドラムをしていたことを知って驚いたな。なんかイメージになかったし。『Stand in Line』も持っているんだけどね。

さて「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」に話を戻します。

ライヴでは見せ場の一つである、「ドリルショータイム」があります。何かと言うと、曲のソロの時に、ギターとベースがマキタのドリル(日本製)を使った奏法を行うところがあるんです。(超速いトレモロ・ピッキングって感じ。)

初めて見たとき(聴いたとき)はインパクトがあったけど、今となっては普通のトレモロピッキングで弾いてくれてもいいです。(今だから思うんですけどね。)とにかくかっこいいロックナンバーですよ!!

続いては、私の中で、2曲目らしい2曲目の「Alive and Kickin’」
ソウルフルなエリックの歌声がぴったりです。ストレートな1曲目と違い、自然と体が横にのっているグルーヴ感溢れた曲です。ソロの時のギターとベースのユニゾンがいいですね。ギターはハーモニクス奏法を見事に活かしています。

「Green-Tinted Sixties Mind」はギターのライトハンド奏法から始まるイントロが有名です。
ポールが脱退した後のギタリストであるリッチー・コッツェンは、ライトハンドをしないでイントロを再現してました。そのアプローチも面白い。ポップスセンスが光る1曲。コーラスも素晴らしいですよ。

4曲目の「CDFF-Lucky This Time」は曲名の「CDFF」どおり、CDを早送りにしたイントロから始まります。遊び心かな。

続いての「Voodoo Kiss」はアコギをはじくフレーズを使ったイントロから始まる、なんとなく”Voodoo”な感じの曲ですね。

7曲目はおすすめのバラード「Just Take My Heart」
歌も演奏も素晴らしいです。個人的にはポールに「いいソロ弾いた!」と言いたい。

「Little to Loose」のイントロではビリー・シーンの低~いヴォーカルを聴くことができます。ビリーって低い声も高い声も出ますよね。羨ましい。この曲だけでなく、ビリーのコーラス(声質)はMR.BIGにかかせない存在であります。

「Road to Ruin」では、MR.BIGに入ってからは珍しい、ポールのスウィープを聴くことができます。クリアーな音なんだ、これが。こんなに上手いスウィープは他の曲でも活かせそうなんだけどな。

はい、きました!聴いたことがある人も多いでしょう、「To Be With You」です。
私は何回聴いたか分かりませんし、ギターで何回弾いたかも覚えてないぐらいの、素晴らしいバラードです。ポールがロックアレンジで弾いたりしてましたけど、やっぱりアコギで弾いた原曲が一番素直でいいですよ。

日本盤に入っているボーナストラックの「Love Makes You Strong」もMR.BIGらしいロックナンバーです。コピーするなら簡単でおすすめかも。あくまでギターの話ですが。ベースは速いフレーズがあるからね~。コピーしやすくはないのかもな。

曲リスト♪

1. Daddy, Brother, Lover, Little Boy (The Electric Drill Song)
2. Alive and Kickin’
3. Green-Tinted Sixties Mind
4. CDFF-Lucky This Time
5. Voodoo Kiss
6. Never Say Never
7. Just Take My Heart
8. My Kinda Woman
9. Little to Loose
10. Road to Ruin
11. To Be With You
12. Love Makes You Strong(ボーナストラック)

まとめ

「Lean Into It」は、ハードロック入門として、最高のアルバムではないでしょうか?私はこの世界に入門してかなりの年月が経ちますが、今でも聴きます。愛聴盤です!

MR.BIGのギタリストといえば、やっぱりポールなんですけど、リッチーの時のアルバムも好きなんですよね。

テクニシャン揃いのバンドなのに、テクニックの披露に突っ走ることなく、曲を聴かせるバンドなので、結局、どのアルバムも良いんですよ。その分、ライブのときは暴れまわってますけど。

「To Be With You」しか知らない人は、是非アルバムを通して聴いてみて下さい!