前から言ってるけど、私はエレキギターが大好き。あの歪んだ音がたまんないね。歪んだ音だけじゃなく、クリーントーンも素敵だよね~。
そんなギターの極上の音色を聴けるアルバムがあります。
それが今回紹介する、ギターのインストゥルメンタルアルバムにおける名盤中の名盤です。
ちょっと格好つけてレビューを書いてみましたよ!
ギターインスト好きは絶対に聴くべし!
今回紹介するアルバムは、Steve Vai(スティーヴ・ヴァイ)の2ndソロアルバム『Passion and Warfare(パッション アンド ウォーフェア)』です。
アルバムレビュー♪
「Liberty」からこのアルバムは幕を開ける。勿論オーケストラのような楽器編成ではないのだが、それに通じる荘厳さがこの曲にはある。
「Erotic Nightmares」のリフが始まると、たちまちロックの世界に惹きこまれて行く。それも流石にヴァイの世界。単純なロックとは一線を画している。
「Answers」で聴くことができるカッティングも非常に心地よい!『G3』のDVDを見ると、カッティングの上手さに目を惹かれるはず。メロディセンスも光るお気に入りの曲である。「The Riddle」の中には「Answers」のメロディが用いてあり、遊び心を感じることができる。
アルバムの中の小休止のような「Ballerina 12/24」。煌びやかな音色のアルペジオが美しい小ピースである。
そして珠玉のバラード「For The Love of God」・・・
この曲をLIVEで演奏するヴァイは、神がかっているといっても過言ではない。テクニックだけでは語れない奇跡の演奏である。
一転して、ノリが最高の「Audience Is Listening」へと移る。オープニングではデビッド・リー・ロス時代のヤンキーローズを彷彿とさせる、ユニークな“しゃべるギター”を堪能できる。ワウのギタートーンが絶妙に活かされたロックチューンとなっている。
続く「I Would Love To」ではヴァイのポップスセンスが惜しみなく披露されている。ドライブなどのBGMに最適な曲。
「Blue Powder」は途中で曲調がガラッと変わる。クールなベースのフレーズを味わうことができる。
「Greasy Kid’s Stuff」は私が思う、まさにヴァイの真骨頂。ヴァイならではの曲であり、昔、セビリア万博の演奏を映像で見て、感動した記憶が今でもよみがえる。
ヴァイという奇才がもたらした、テクニックと感情と表現力の高次元での融合。
それらが『Passion and Warfare』に全て詰め込まれている。
このアルバムの曲は、TVのあちらこちらで耳にすることが多い。キャッチーなメロディが、TVのBGMにぴったりとはまるのだろう。またアルバム全編を通して言える事だが、サウンドやSEのクオリティが非常に高い。各曲でのギターの音色が本当に素晴らしい!!
ギターのインストアルバムで、これだけの多彩な曲、多彩な音色、多彩なフレーズを聴くことができる『Passion and Warfare』を超える作品を探すことは、非常に難しい。
これぞ色褪せない名盤である。
曲リスト♪
1. Liberty
2. Erotic Nightmares
3. The Animal
4. Answers
5. The Riddle
6. Ballerina 12/24
7. For The Love of God
8. Audience Is Listening
9. I Would Love To
10. Blue Powder
11. Greasy Kid’s Stuff
12. Alien Water Kiss
13. Sisters
14. Love Secrets
まとめ
正直、このアルバムは何回聴いたか分かりません。ものすごくヘビロテしてた時期もありました。コピーに挑戦した曲も何曲もありますけど、同じように弾くのはとてもとても…
ただ、聴いても楽しいけど、弾いても楽しいです!弾くのはとても難しいけど、ヴァイのニュアンスがたっぷり詰まっていますので、すごく参考になるんですよね。
ですから、聞くだけではなく、ギターをやってる人は弾くのも是非チャレンジして欲しいおすすめアルバムですよ!