最近、ブログ飯を目指す人を多く見かける気がします。
自分自身のアンテナがそっちに向いてるから、そういう情報が目に入ってくるんだろうけど。
ブログ飯とは、ブログで飯が食えること。
「ブログから得る収入だけで生活ができること」って考えていいよね。
・それってそんなに魅力的なのでしょうか?
・簡単にブログ飯に突っ走っちゃって大丈夫でしょうか?
ちょっと自分の考えをまとめてみます。
ブログで収入を得ること。
ブログで収入を得るためには「物を売る」「広告を掲載する」という2つがメインかな。
どちらにしても稼ぐために必要なものは読者。
そうすると、たくさんの人に読んでもらう戦略が欠かせません。
読みたいと思わせる内容の記事を書いて、読み終えた人にこのブログはまた訪れたいと思わせないといけない。
記事の質の高さは当然のこと、SEOや文章力の勉強も不可欠だと思います。
物を売る記事ってブログ上での営業力がないと売れませんしね。
簡単に身につくスキルではありません。
ブログで生活をすること。
試行錯誤しながら収益性を高めていくわけですが、一体いくら稼げば生活ができるのかを考えますよね。
ここは一人暮らしなのか、家族がいるのか、どういう生活をしたいのかで、いくら稼ぎたいのかは変わってきます。
一番分かりやすい目安は、ブログ飯に至る前の収入ですね。
サラリーマンなら、月々の給料やボーナスが目安になります。
その金額と同じ額を稼げるのであれば、今の生活レベルを下げずに済むわけです。
ただし「ブログの収入=給料」という感覚で考えたら失敗します。
給料は給与所得です。ブログの収入は雑所得か事業所得となります。
税金の考え方も変わりますし、健康保険や年金の考え方も変わります。
この辺を理解しておかないと、損をするかも知れませんよ。
ブログ飯を目指すサラリーマンへ。
私はいわゆるサラリーマンです。
会社で働いて、その対価として給料やボーナスをもらっています。
あくまでも収入の主体は給料です。ブログで得る収入は雑所得となります。
さて、ここで考えてみましょう。
例えば、サラリーマンとしての年収が300万円だとします。そしてブログの年収が400万円になったとします。
そして手取りを計算して、『 ブログ > サラリーマン 』となったとしたら、ブログ飯ができると言っていいですよね。
そうしたらサラリーマンを辞めたいですか?
私は辞めたくないです。
サラリーマンの年収 + ブログの年収 = 700万の方が得だと思うからです。
お金の面もそうですけど、現在の仕事に関する人間関係を大事にしたいと思っています。
収入をブログだけに依存するようになると、どうしても現在の人間関係は希薄になると思うんです。生活がかかっているブログに対する比重が大きくなりますからね。
仕事とブログの両立を考える。
人生において絶対はありません。
今はブログで収入を得られていても、広告サービスが終了することもありえるし、過当競争が深刻化して収入が大幅に減少するかも知れません。
最近起こったアドセンス停止騒動なんかは、リスク管理の重要さをまざまざと見せつけられた事例だと思います。
ブログ飯で生きたい人は、アドセンスに限らず、アフィリエイトの種類が1つだけではリスクが高すぎるということです。
そしてサラリーマンはリストラがありえるし、今の給料がずっともらえる保証はありません。
ということは、どちらもリスクがあるんだから、どちらか一つにしてしまう方がリスクが大きくなります。
リスク分散の一つとして、まずは仕事とブログの両立をきちんとできる仕組みづくりを行うことが重要だと思います。
もしかしたら、やり方によっては一つに絞って、それに専念する方がリスクを減らすことができるかも知れません。
でもアフィリエイトを1つに絞るのが怖いように、ブログ飯に限定する方が私は怖いです。
私は可能な限り、所得の選択肢が多い方がいいです。
ブログおやつのすすめ。
月給30万円。ブログの月の収入100万円。
こんなになったら、もう会社で働かなくてよくね?
俺、ブログで飯食っていくわ。
と考えてしまう、分かります。
私も同じような収入状況になったら頭をよぎると思います。
でもブログ飯ということは、ある意味、ブログが仕事と言えるでしょう。
ブログで失敗することは、収入源が無くなることを意味します。
私はブログは仕事じゃなくて趣味が良いんです。
ブログ飯じゃなくていい。ブログおやつぐらいでいいんです。
おやつは駄菓子じゃなくて、高級スイーツが嬉しいですけどね♪
なんか、ブログで生活するのが楽しそうな風潮が見受けられるのですが、生活がかかったブログって楽しさもあるでしょうけど、苦しさが増す気がします。
それってブログ飯を目指す人たちの理想とかけ離れている気がするんです。
ブログで楽しく情報発信して、飯が食える。
こうであればいいんですけど、
ブログを苦しみながら書いて、飯が食える。
なんか会社を辞めたくなるのと同じ環境に思えるんだよな。
まとめ
こんな記事を書いたのは、安易にブログ飯を目指さない方が良いと思ったからです。
現在、プロブロガーである人や真剣にブログ飯を目指す人を批判する意図は全くありません。
“安易”にブログ飯を目指すことはリスクが大きいと思うのです。
私はブログを書くのが楽しいんですが、それは変に気負わなくていいからだと思います。
これで飯を食ってるんだったら気負いまくって記事を書いてるでしょうね。
物を紹介する記事がものすごく増えると思います(^^;)
この記事を書いていて、ものすごくブログ収入が増えてブログ飯になった場合のことを妄想してみました。
青色申告の届出や健康保険や年金のこと、法人成りをした場合、現在の会社の福利厚生を補う手段の検討、こんなことを考えているとすごく楽しくなってきますね♪
自分だったらこんなことをやってみたいな、というアイディアが浮かんできてテンションが上がります!
ブログおやつを目指しながらも、収益が高くなったら、色々やってみたいな。
コメント
はじめまして。
せっかちパパと申します。
今回の記事にはとても共感できたので思わずコメントしてしまいました。
とあるプロブロガーさんが「サラリーマンブログはつまらない」という記事を書かれており、非常にモヤモヤさせられましたが、リョウさんのこの記事を拝見し、改めてサラリーマンブログの楽しさ・面白さに気づくことができました。
ブログお菓子を目指して頑張ろうと思います。
へんなコメントで失礼しました。
コメントありがとうございます!
私もこの記事をアップしたあとにプロブロガーさんの記事を読みました。
あの方はあの論調だからこそ需要があると思いますので、なるほどね、と読み流しました。
私はブログを読むときに、書き手がプロブロガーなのかサラリーマンなのかを考えて読んでいませんので、
どちらが面白いとか考えたこともなかったです。
そもそも「面白い」という定義が曖昧で、あの記事だと統計的な話では無く、主観的な判断に思えましたので、
あの方にとってサラリーマンブログはつまらない、というのは正しいはずです。
プロブロガーさんはブログで頑張るしかありませんし、サラリーマンは仕事を頑張るのが本業です。
私は記事に書いた通り、プロになりたくありませんので、自分が楽しく書いておやつが買えれば嬉しいです♪
それが誰かの役に立っているとしたら、更に嬉しいですね(*^_^*)
[…] ブログ飯ってそんなに魅力的でしょうか。私は「ブログおやつ」を目指したいと思います。 […]